中学生の進路、早く決めたほうがいいと思っていた ──でも実際は“広げておく”ほうが安心だった話

中学生の進路、早く決めたほうがいいと思っていた ──でも実際は“広げておく”ほうが安心だった話

正直に言うと、 中学生の進路は「早めに方向を決めたほうがいい」と思っていました。

周りを見ても、 「目標がある子は強い」 「早く決めた子ほどブレない」 そんな声をよく聞いていたからです。

だから、わが家でも 「この先どうする?」 「高校はどんなところを考えてる?」 と、つい親のほうが前のめりになっていました。


早く決めようとしたとき、子どもは黙った

あるとき、進路の話をしていて、 ふと気づいたことがありました。

子どもが、あまり話さなくなったんです。

質問をすれば答える。 でも、自分からは何も言わない。

「まだ中学生だし、分からないのが普通だよな」 頭ではそう分かっているのに、 心のどこかで 「早く決めないと遅れるんじゃないか」 と焦っていました。


「決める」より「残しておく」という考え方

そんな中で、 進路についていろいろな話を聞いたり、 資料を見たりする中で、 少し考え方が変わってきました。

中学生の段階で大事なのは、 進路を一つに絞ることより、選択肢を消さないこと なんじゃないか、と。

・普通科もあり ・専門系もあり ・地元も、少し外もあり

「今は決めなくていい」 「まだ分からなくていい」 そう言える余地を残しておくだけで、 家の空気が少し楽になりました。


親が焦るほど、選択肢は狭くなる

振り返ってみると、 一番焦っていたのは子どもではなく、 親のほうだった気がします。

将来困らせたくない。 後悔させたくない。 だから早く決めさせたい。

でもその焦りが、 知らないうちに 「これしかないんじゃない?」 という空気を作っていたのかもしれません。

選択肢を示すつもりが、 選択肢を狭めていた。 そんな気がしました。


安心できたのは「余白」があったから

進路を“決めなかった”ことで、 逆に安心できた部分もありました。

今はまだ途中でもいい。 途中で変わってもいい。 そう思えると、 目の前の学校生活や日常にも、 少し目が向くようになります。

結果的に、 進路の話をする回数も減りました。 でも、話しづらさはなくなりました。


まとめ|中学生の進路は「決断」より「準備」

中学生の進路は、 何かを決め切る時期というより、 選べる状態を作る時期なのかもしれません。

早く決めることが悪いわけではありません。 でも、決めないという選択が、 親子を楽にすることもあります。

焦らず、急がせず、 選択肢を広げたまま見守る。

今は、そのほうが安心できると感じています。

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