大学進学の支払いは“4年戦”──親が知らないと危ない教育ローンの本当の話

大学進学の支払いは4年続く──親が知らないと危ない“教育ローンの本当の話”

大学進学って、嬉しい反面、一気にお金が動き出すんですよね。
そしてもっと大事なのは、支払いは1年で終わらず4年間続くという事実です。

私は金融機関で20年以上、窓口でご家庭の相談を聞いてきました。
その経験から断言できます。
「大学進学のお子さんがいる家庭では、金融の知識が必須」です。


短期返済は間違いではない…が、4年間借り続ける家庭には危険

教育ローンの相談でよく聞く言葉が、
「できれば短い期間で返したい」というもの。

気持ちは分かります。利息が少なくなりますからね。
ですがもし、翌年以降も借入が必要である家庭なら、この選択は大きなリスクになります。

理由は、短期返済にすると年間返済額が跳ね上がり、翌年の審査に通らなくなる可能性が高まるから。

返済方法 特徴 年間返済額 翌年の審査への影響
短期返済(3〜5年) 利息は少なくなるが、月額が重い 高くなる 審査に落ちやすくなる
長期返済(10〜15年) 利息は増えるが、月額は安定 低く抑えられる 翌年も借りやすい

金融機関が見ているのは“年収”よりも「年間返済負担率」

多くの方は「年収が高い=借りられる」と思っていますが、実は違います。
金融機関が本当に重視しているのは…

✔ 年間返済負担率(=年収に対して年間返済が何%か)

返済負担率 評価 審査の通りやすさ
〜20% 安全圏 通りやすい
20〜30% 注意ゾーン 慎重に判断
30%以上 危険 通らない可能性大

だからこそ、もし毎年借り入れが続くなら、
返済期間を長くして年間返済額を抑えるのが戦略的に正解になります。


担当者によってアドバイスの質が大きく変わる

窓口担当が優秀であれば、家計全体を見てアドバイスしてくれます。
しかし現実には…

担当者の知識・経験には大きな差があります。

担当者のタイプ アドバイス内容
良い担当者 ・4年間の借入を想定して返済期間を提案
・年間返済負担率を計算してくれる
・家計の未来まで見てアドバイス
普通〜悪い担当者 ・利息だけを見て短期返済をすすめる
・翌年の審査を想定していない
・家計全体ではなく“今だけ”を見る

大学進学は「金融を知っているか」で家計が大きく変わる

正しい金融知識がある家庭は、支出の山を読めます。
知らない家庭は、支払ピークで大きな負担が来ます。

✔ 教育ローンは4年間の設計で考える
✔ 返済期間を長くして家計を守る
✔ 年間返済額が翌年の審査を決める
✔ 担当者任せにせず、親自身が知識を持つ


まとめ

短期返済は“間違いではない”。
しかし、翌年以降も借り入れが続く家庭では、年間返済額を抑える工夫が必須。

担当者が必ずしも未来の家計を考えてくれるとは限りません。
だからこそ、親が金融知識を持って、子どもの未来と家計を守る判断をしていく必要があります。


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