奨学金はいくらまでが安全?4年間で借りる額と返済月額のリアル試算

奨学金試算:4年間で「いくら借りて」「毎月いくら返すか」

結論: 奨学金は「借りられる額」ではなく、卒業後に無理なく返せる月額から逆算するのが安全です。

目安として、返済は生活が回る範囲で。在学中に返済を急ぎすぎる設計は、2年目以降の家計を圧迫しやすいので注意です。

1) まず押さえる:奨学金は大きく3つ

  • 給付:返済不要(対象条件あり)
  • 第一種:無利子(返済は必要)
  • 第二種:有利子(返済は必要、利率は上限あり)

編集者メモ(親の落とし穴)
「見栄」で借入額を太くすると、卒業後も長く家計を縛ります。子どもに家計の現実を共有して、必要な分だけ設計するほうが結果的に強いです。

2) 返済額の目安(よくある月額で比較)

ここでは「4年制・48か月借りる」想定で、返済月額を並べます。 (実際の返済は条件で変わるので、最後に公式シミュレーションで確定してください)

区分 借り方(例) 借入総額(例) 返済月額(目安) 見た目グラフ
第一種(無利子) 月4.5万 × 48か月 216万円 約1.29万円
第二種(有利子) 月3万 × 48か月(年1%例) 144万円 約0.99万円
第二種(有利子) 月5万 × 48か月(年1%例) 240万円 約1.44万円
第二種(有利子) 月8万 × 48か月(年1%例) 384万円 約1.77万円
第二種(有利子) 月12万 × 48か月(年1%例) 576万円 約2.66万円

ここがポイント: 月額が数万円増えるだけで、卒業後の返済が10年以上続くケースが普通に出ます。 「いま必要な生活費」だけでなく、卒業後の生活まで含めて設計しましょう。

3) 我が家の視点:想定外の出費はここに来る

入学金や学費は想定できても、PC・免許・スーツ・教材など「細かい出費」が重なって効いてきます。 自宅通学でも、車が絡むとガソリン・維持費・保険まで増えます。

カテゴリ 想定外になりやすい支出 対策の考え方
入学前後 PC、免許、スーツ、教材、入学準備品 一時金は「別枠」で把握。必要なら入学時の一時金を検討
在学中 通学費、実習関連、部活・資格、生活費の上振れ 月額は「最小から」。足りない月だけ家計や貯金で調整
卒業後 返済開始、引っ越し、車更新、社会人の生活立ち上げ 返済が苦しい時は制度(減額・猶予)を早めに検討

4) 失敗しない設計手順(この順番が安定)

  1. まずは年間の不足額を出す(学費+教材+通学・生活+車関連)
  2. 借入は「4年分」で考える(1年目だけで判断しない)
  3. 月額は低めから。足りない月は家計で補う(借りすぎ防止)
  4. 返済開始後の月額を見て「生活が回るか」を最優先で確認
  5. 最後に公式シミュレーションで確定(ここで数字を固める)

補足: 第一種は「定額返還方式」だけでなく、所得に応じて返済額が変わる方式もあります。 返済が不安な家庭ほど、最初から選択肢として知っておくと安心です。

5) もし返済がきつくなったら(延滞する前に)

返済が苦しくなった場合は、減額したり、返済を一定期間待ってもらう制度があります。 いちばん大事なのは、延滞になる前に動くことです。

※本記事は一般情報です。制度・利率・返済額は条件や時期で変わります。最終確認は公式資料と各学校の案内で行ってください。

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