
結論から言うと、指導者の言葉が分かりにくいと感じたときこそ、親の受け止め方が子どもの成長を左右します。
言葉そのものを評価するより、「どう受け取り、どう子どもに返すか」が大切です。
なぜ指導者の言葉は分かりにくく感じやすいのか
試合や練習のあと、
「今の指示、結局何を言いたかったんだろう?」
と感じたことがある親は少なくありません。
これは珍しいことではなく、指導の現場では前提知識や経験が共有されていないことが多いからです。
指導者は長年の経験をもとに話しますが、
その背景や意図が言葉にすべて含まれるとは限りません。
「分かりにくい=間違っている」ではない
ここで注意したいのは、
分かりにくい言葉をすぐに「良くない指導」と決めつけないことです。
私自身、保護者として現場を見てきましたが、
あとから振り返ると意味が分かる指示も少なくありませんでした。
指導者の言葉は、
その瞬間に完璧に理解できることを前提としていない場合もあります。
親がやってしまいがちなNGな受け止め方
子どもが「分からなかった」と言ったとき、
親が無意識にしてしまいがちな反応があります。
- 「あの言い方は分かりにくいよね」と同調しすぎる
- 「結局、何が言いたいの?」と指導者を否定する
- 親の解釈を正解として押し付ける
これらは一見、子どもに寄り添っているようで、
指導者の言葉を受け取ろうとする姿勢を弱めてしまうことがあります。
親としておすすめしたい受け止め方
分かりにくい指示があったときは、
まず「正解を教える」よりも、考えるきっかけを作ることが大切です。
- 「どんな場面で言われたの?」
- 「自分ではどう感じた?」
- 「次は何を意識してみる?」
こうした問いかけは、
指導者の言葉を自分なりに解釈する力を育てます。
分からない経験も成長の一部
すべてをすぐに理解できる必要はありません。
スポーツの現場では、
「分からない」「うまくできない」経験を通して、
少しずつ自分の中に落とし込んでいくことが多いものです。
親が先回りして答えを与えすぎると、
その過程を飛ばしてしまうこともあります。
親の立ち位置は「翻訳者」ではなく「伴走者」
親が指導内容を完璧に説明できる必要はありません。
大切なのは、
子どもが自分で考え、試してみる余地を残すことです。
分かりにくい言葉に出会ったときも、
すぐに結論を出さず、次の練習や試合につなげる。
その姿勢が、長い目で見たときに、
子どもの理解力や対応力を育てていきます。
まとめ|受け止め方が、学びの深さを決める
指導者の言葉が分かりにくいと感じる場面は、
どのチームでも起こり得ます。
そのときに、
否定するのか、考える材料にするのかで、
子どもが得る学びは大きく変わります。
親としてできるのは、
正解を与えることではなく、
考える時間を守ること。
その積み重ねが、スポーツだけでなく、
これから先の成長にもつながっていきます。
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