
試合中に声を出せない子は本当に不利なのか?静かな選手の価値とは
バスケットボールの試合を見ていると、
「声を出せ」「もっとコミュニケーションを取れ」と言われる場面は少なくありません。
その一方で、試合中にあまり声を出さない子を見て、
「この子は消極的なのではないか」「評価されにくいのでは」と不安になる親御さんも多いと思います。
では本当に、声を出せない選手は不利なのでしょうか。 この記事では、静かな選手が持つ価値について整理していきます。
「声を出す=良い選手」という前提は正しいのか
確かに、試合中の声かけはチームにとって重要です。
ディフェンスの確認やスクリーンの声、ミスを防ぐための共有など、
声があることで助かる場面はたくさんあります。
ただし、それは「全員が同じ役割を担う必要がある」という意味ではありません。
声を出すことが得意な選手もいれば、
言葉よりも動きや判断でチームに貢献する選手もいます。
静かな選手が試合中に発揮している力
声を出さない選手は、何もしていないように見えて、
実は次のような部分でチームを支えていることが多いです。
- 周囲の状況を冷静に見てポジショニングを取っている
- 無駄な動きが少なく、守備の穴を埋めている
- 感情に流されず、安定した判断をしている
- 指示をよく聞き、戦術を忠実に実行している
特に成長期の子どもは、
「声を出すこと」と「プレーに集中すること」を同時に行うのが難しい場合もあります。
声を出せない理由は「性格」であることも多い
声が出ないからといって、
やる気がない、気持ちが弱い、というわけではありません。
単純に、
- 元々おとなしい性格
- 周囲に気を遣いすぎる
- 言葉より行動で表現するタイプ
こうした特性を持つ子もいます。
大人でも、
会議でよく発言する人と、静かに全体を把握している人がいるのと同じです。
親が気をつけたい声かけ
試合後につい言ってしまいがちなのが、
「もっと声を出した方がいいんじゃない?」という言葉です。
悪気はなくても、
子どもによっては「自分はダメなんだ」と受け取ってしまうこともあります。
おすすめなのは、声以外の部分に目を向けた声かけです。
- ポジション取りが良かったね
- ミスしなかったのは集中できていた証拠だね
- 最後まで落ち着いてプレーしていたね
こうした言葉は、静かな選手の自信につながります。
まとめ|声の大きさだけで価値は決まらない
試合中に声を出せない子が、
必ずしも不利というわけではありません。
バスケットボールは、声・動き・判断・集中力など、
さまざまな要素が組み合わさって成り立つスポーツです。
声を出す選手がチームを引っ張り、
静かな選手が土台を支える。
その両方がいてこそ、チームは成り立ちます。
もしお子さんが静かなタイプでも、
その個性が活きる場面は必ずあります。
大切なのは、一つの基準で判断しないこと。 それが、長くバスケを続けるための支えになるはずです。
