教育費を「月いくら」で考える家庭ほど失敗する──20年お金を扱ってきて見えた共通点

教育費を「月いくら」で考える家庭ほど失敗する ──20年お金を扱ってきて見えた共通点

「毎月これくらいなら何とかなる」
教育費の相談を受けてきて、何度も聞いた言葉です。

月々の支払い額だけを見ると、
家計は一見、安定しているように見えます。

けれど、20年以上お金に関わる仕事をしてきて、
後から苦しくなる家庭には、ある共通点がありました。

それが、教育費を「月額」だけで判断してしまうことです。


「月いくら」は安心感を生むが、全体は見えにくい

教育費を月額で考えると、
家計管理はしやすくなります。

塾代、部活費、習い事、学費。
それぞれを月ごとに分割すれば、
「払えている」という感覚になりやすいからです。

しかし、教育費の特徴は、
長期間・段階的に増えていくことにあります。

月額だけを見ていると、
数年後に待っている大きな支出が、
どうしても見えにくくなります。


本当に効いてくるのは「重なる時期」

教育費で家計が苦しくなる家庭の多くは、
突然何かが起きたわけではありません。

・高校進学と塾代が重なる
・大学進学と住宅ローンの返済期が重なる
・奨学金と仕送りが同時に始まる

こうした支出が重なるタイミングで、
一気に余裕がなくなっていきます。

月額では問題なく見えていた支払いが、
年単位・人生単位で見ると、
大きな負担になっていることに、
この時点で初めて気づくのです。


教育費は「総額」と「期間」で見る

教育費を考えるときに大切なのは、
月額ではなく、総額と期間です。

・この進路を選ぶと、トータルでいくらかかるのか
・支出が集中するのはいつか
・その時、他の支払いはどうなっているか

ここを一度、紙に書き出すだけでも、
見え方は大きく変わります。

数字が見えると、
「今は大丈夫」という判断が、
本当に大丈夫なのか、冷静に考えられるようになります。


奨学金やローンは「先送り」ではない

奨学金や教育ローンを、
「そのとき考えればいいもの」として扱うと、
判断が遅れがちになります。

借りること自体が問題なのではありません。
問題になるのは、全体像を知らないまま決めてしまうことです。

返済が始まる時期、
子どもが社会に出るタイミング、
親の収入がどうなっているか。

これらを含めて考えておかないと、
後から選択肢が狭まってしまいます。


まとめ|「払えるか」より「続けられるか」

教育費を考えるとき、
「今、払えるかどうか」は大切です。

しかし、それ以上に重要なのは、
無理なく続けられるかどうかです。

月額だけで判断せず、
総額・期間・重なる支出まで含めて考えること。

それが、教育費で後悔しない家庭に共通している考え方でした。

愛を分かち合いましょう
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