
会場でよく聞くこの言葉、ありませんか?
試合を見ていると、
「今のゾーンじゃない?」
「完全にエリア守ってるでしょ」
そんな声が聞こえてくることがあります。
でも、JBAの基準で見ると、
それ、ゾーンじゃないケースがほとんどです。
マンツーマンとゾーンの違いは、
“見た目”では判断されません。
JBAが見ているのは「形」ではなく「意図」
JBAのマンツーマン基準で、
最も重要なのはこの一点です。
「誰を守ろうとしているか」
一瞬、エリアに見えても、
マッチアップに戻ろうとする意識と動きがあれば、
それはマンツーマンと判断されます。
ケース別|「それ、ゾーンじゃないです」
ケース① 4人で3人を守っているように見える
トラップ後やヘルプローテーションの瞬間、
一時的に数的不利・有利が崩れる場面は必ず起きます。
これは、
ゾーンではありません。
JBAは、
「トラップ後はローテーションしてもよい」
「最終的にマッチアップに戻ること」
を明確に認めています。
ケース② ヘルプが深く、ゴール下に人が集まる
ペネトレーションを止めるため、
ヘルプが深くなるのは自然なことです。
問題になるのは、
最初から人を捨てて、そこに居続けること。
ヘルプ → 戻ろうとする
この流れがあれば、マンツーマンです。
ケース③ パスコースを予測してカバーに出た
「今、マーク外してない?」
そう見える場面もあります。
ですが、2023年以降、JBAは
予測に基づくプレーを明確に許容しています。
ただ立ってエリアを守るのではなく、
パス・動き・目線を読んだ結果であれば問題ありません。
ケース④ スイッチが起きている
スイッチ=ゾーン、ではありません。
スクリーン・ヘルプ・トラップ後のスイッチは
正式に認められています。
逆に、
何も起きていないオフボールでのスイッチは、
エリアを守る意図と判断されやすくなります。
ゾーンと判断されやすいのは、こんな時
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 誰を守っているか分からない | ゾーン |
| 人を捨てて居続けている | ゾーン |
| 戻ろうとする動きがない | ゾーン |
| 組織的に同じ形を続けている | ゾーン |
一瞬の配置ではなく、
考え方と継続性が判断材料です。
「それ、ゾーンじゃないです」と言える視点
マンツーマンは、
常にきれいな形で守るルールではありません。
むしろ、
崩れながら、考えながら、戻ろうとする
その過程こそが、育成年代で大切にされている部分です。
見た目だけで判断せず、
「今、誰を守ろうとしているか」
そこを見てもらえたら、
マンツーマンの見え方は大きく変わります。
