いまのU12・U15で推奨されている「マンツーマンディフェンス」は、昔のバスケットを経験した大人が想像するものとはまったく別物です。
私自身、ミニバスのコーチ経験があり、マンツーマンコミッショナーとして大会にも関わっていました。 だからこそ、“昔のマンツーマン” と “今のマンツーマン” の違い を強く感じます。
◆ U12・U15のルールでは「ゾーンは禁止」
まず大前提として、育成年代ではゾーンディフェンスは禁止とされています。 エリアを守る守備ではなく、子どもたちが「相手と1対1で向き合う経験」を積むことが目的です。
ゾーンを使うと、動かなくても守れてしまうため、 個人スキル・判断力・フットワークが育たないという理由があるんですね。
◆ ポジションを決めないのが現代の育成
昔のバスケでは「ガード」「フォワード」「センター」が当たり前。 しかし、今のU12・U15ではポジションを固定しません。
全員が運べて、全員が守れて、全員がシュートに行けるように 「どこでもできる子」を育てるのが現代の基準です。
つまり、“万能型の選手を育てる”という考え方なんです。
◆ 昔の感覚で今のバスケを見るとズレが生まれる
保護者の方の中には、昔の自分の経験で試合を見る方もいます。 すると、
- 「もっと詰めればいいのに」
- 「なんであの位置にいるの?」
- 「切り替えが遅いんじゃない?」
と感じる場面があるかもしれません。
でも、それは昔と今の守り方の目的が違うから。 今のマンツーマンは「育成」が中心で、勝ちに直結する戦術とは別物です。
◆ 今のマンツーマンの本質
今の子どもたちが取り組んでいるのは、 “ボールに対してどう守るか” “1対1の距離感と対応” を徹底的に学ぶ守り方。
昔とは違い、 ボールマン・ヘルプ・ローテーション・カバー など、細かい基準が整理されています。
だからこそ、大人が思う「マンツーマン」とはまったく別物なんです。
◆ 保護者が知っておくと子どもの見え方が変わる
今のマンツーマンの基準を知っておくと、 試合で見える景色も、子どもの頑張りの意味も大きく変わります。
「なんでそんな動きをしているの?」ではなく、 “今の基準なら、これが正しい動きなんだ” という理解につながります。
保護者がこの視点を持てると、子どもにかける言葉も変わり、 より前向きに応援できるようになります。
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