
なぜ中学生バスケに“本気”が生まれないのか
中学生バスケを見ていて、ずっと引っかかっていたことがあります。
「なぜ緊張感が生まれないのか?」
「なぜ全員が“本気”にならないのか?」
その理由を一つひとつ整理してみると、ある共通点が浮かび上がってきました。
■ 本気が生まれない“静かな原因”8つ
表にすると、現状がよりクリアになります。
| 要因 | 現状の特徴 | 影響 |
|---|---|---|
| ① 全員出場の文化 | 「どうせ出れる」という前提が生まれる | 緊張感が消え、競争意識が育たない |
| ② コーチがバランスを取りすぎる | 全員を出そうとし、勝利より平等が優先 | チームとして“勝つ姿勢”が育たない |
| ③ 努力の方向が曖昧 | 基準が分からず“頑張ればOK”になりがち | 努力が報われにくい構造になる |
| ④ 役割・競争軸が不透明 | 誰がスタメンを取るのか基準が見えない | モチベーションが上がらない |
| ⑤ 試合経験の不足 | 実戦より“練習で終わる”日が多い | 本番の緊張感や成長の瞬間が奪われる |
| ⑥ チーム内の環境が優しすぎる | 衝突を避け、競争を避ける雰囲気 | 成長に必要なストレスが弱い |
| ⑦ 顧問・指導員の連携不足 | 現場がバラバラで“チーム運営”にならない | 練習の質と試合増加に影響 |
| ⑧ 組織としての運営が曖昧 | 個人の頑張り頼りで仕組みがない | 子どもたちの機会が増えにくい |
■ 本気が生まれない最大の理由は「1つではない」
よく「原因は何ですか?」と聞かれますが、正直なところ、
たった1つに絞れません。
なぜなら、上の8つはすべてつながっていて、どれか一つ欠けても同じ状況にならないからです。
特に大きいのは、この2つだと思っています。
- 全員が出場できる前提 → 緊張感がゼロになる
- 競争がない → 努力の意味を誤解してしまう
これでは成長しづらいのは当たり前で、子どもたちが悪いわけではありません。
仕組みと文化が、競争と緊張感を生みにくくしている。
それが最大の問題です。
■「本気を出す文化」をどう作るか?
これは大人の役割だと感じています。
| やるべきこと | 理由 |
|---|---|
| ① 役割と競争基準を明確にする | 何を目指せばスタメンなのかが分かると努力は方向づけられる |
| ② 試合経験を増やす | 本気は“本番”でしか育たない |
| ③ 顧問 × 指導員の連携強化 | 「個人の熱意」ではなく「組織」で回す必要がある |
| ④ 全員出場ありきの文化を見直す | 競争は悪ではなく、成長のために必要なストレス |
■ 親としての本音
18人の部員。
コートに立てるのは5人。
この現実を直視してほしい。
「どうせ出れる」と思っていたら、本気は生まれない。
親として、子どもたちには、
“本気で取り組む価値”
“努力が報われる経験”
を絶対に味わってほしいと思っています。
■ 最後に
今回まとめた内容は、学校やコーチ批判ではありません。
“本気になれる環境”をどう作るか。
それを大人が考えるべきタイミングがきている、というだけです。
本気を出せる子は伸びる。
本気を出せる環境は、大人が作れる。
ここから少しずつでも変えていけるよう、また次の記事で深掘りしていきます。
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