コートの5人を見ろよ──“優しさ”がチームの成長を止める瞬間

コートの5人を見ろよ──“優しさ”がチームの成長を止める瞬間

試合を見ていて、思わず心の中で叫んでしまった瞬間がありました。
「コートの5人を見ろよ。勝つ気ないのか?」

この一言に、今のチームが抱えている問題がすべて詰まっている気がします。

■ “優しさ”の誤解が生む、チームのゆるみ

最近の試合で強く感じたのが、
「優しさと甘さを取り違えている」ということ。

全員を出そうとする、ミスしても下げない、コーチが試合中に後退した選手へ話しかけ続ける。
一見すると“優しい”ように見えるけど、実はこれが成長を止める最大の原因になっています。

■ どこが問題なのか?──視覚的に整理してみた

場面 “優しさ”として行われている行動 実際に起きている問題
① 全員出場 出場機会を平等に与える 緊張感がなくなり、本気が生まれない
② ミスしても下げない 落ち込ませないようにする配慮 競争がなくなり、努力の意味が薄れる
③ コーチが後退した子に話す 「フォロー」が目的 コートの5人が置き去り、試合の修正が全くできない
④ 試合の熱量が低い 落ち着いて見守る姿勢 子どもたちに“本気”が伝わらない

■ あの日、試合中に起きたこと

実際に目の前で起きたのは、こんな場面でした。

  • 全員を出そうとして、せっかくの流れが止まった
  • 交代した選手に話しかけるのに必死で、プレーを見ていない
  • そのせいで“今コートで起きている問題”に全く気づかない

その瞬間、強烈に思ったんです。
「勝てるわけないだろ」
「子どもの本気を奪わないでくれ」

■ 本当に“優しい”指導とは何か?

優しさとは、誰も傷つけないことではありません。
本当の優しさは、子どもが成長できる環境をつくること。

誤った優しさ 本当の優しさ
平等に出すことを最優先する 頑張った子が報われるルールを作る
ミスを責めないために何も言わない 次のプレーが良くなるようにその場で修正する
気まずさを避けるために競争を避ける 努力の方向を示して成長を後押しする
後退した子を最優先にケアする 今戦っている5人を全力で支える

■ 親として伝えたいこと

コートに立つ5人は、命を削るような気持ちでプレーしている。
その瞬間の流れや、配置のズレ、相手の変化——
その全てを見て、修正するのがコーチの役目。

子どもたちの可能性を伸ばすためには、
大人の“優しさの使い方”を変える必要があると思っています。

■ 最後に

コーチを責めたいわけではありません。
ただ、子どもたちが本気を出せる環境をつくるには、
熱量ある指導と、瞬間の修正が不可欠。

そして、親として、ただ一つ願うのは——
「子どもたちが本気で成長できる場であってほしい」ということ。

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