
NBAを見続けて感じる、日本バスケットボール界が抱える課題
バスケットボールは本来、常に進化し続けるスポーツだと思っています。
戦術も、選手の役割も、リーグの在り方も、時代に合わせて少しずつ変わっていく。
その変化のスピードを、最も分かりやすく体現しているのがNBAです。
だからこそ、NBAを見れば見るほど、
日本のバスケットボール界との考え方の違いに気づかされる場面があります。
◆ NBAは「変化すること」が前提のリーグ
NBAでは、チーム編成や戦術がシーズン中でも柔軟に変わります。
勝つため、選手を活かすために、必要であれば大胆なトレードも行われます。
そこにあるのは、「選手の成長とキャリアを軸に考える」という発想です。
環境が合わなければ移ることも自然で、その結果としてリーグ全体の競争力や魅力が高まっています。
◆ 日本では「継続」が重視されやすい文化
一方で、日本のバスケットボール界では、
同じ環境で続けることが重視されやすい傾向を感じることがあります。
環境を変えることに対して、
「途中で辞めるのでは」「我慢が足りないのでは」
といった見方が生まれやすいのも事実です。
もちろん、継続すること自体は悪いことではありません。
ただ、選択肢が少ないまま続けることが、必ずしも成長につながるとは限らないとも感じています。
◆ 地域移行と制度の間にあるギャップ
現在、日本では部活動の「地域移行」が進められています。
本来であれば、これは子どもたちがより自分に合った環境を選びやすくなる機会のはずです。
しかし現場を見ていると、
制度や考え方は従来のまま、運営だけが変わろうとしているように感じる場面もあります。
その結果、
新しい取り組みが進みにくくなっているのではないかと感じることがあります。
◆ NBAを知るからこそ生まれる違和感
NBAの合理性や柔軟性を知ると、
日本のバスケットボール界の仕組みが、少し慎重すぎるように見えることがあります。
変わることそのものが悪いのではなく、
「どう変わるか」「誰のために変わるか」を丁寧に考える必要がある。
そう感じさせられます。
◆ これから必要なのは、選手目線の仕組み
バスケットボールは、動き続けるスポーツです。
選手が成長し、環境もそれに合わせて変わっていくことで、競技全体の魅力が高まります。
日本のバスケットボール界においても、
選手一人ひとりがより良い環境を選びやすくなる仕組みが、今後さらに求められていくのではないでしょうか。
NBAを見続けてきたからこそ、
「変化を前向きに捉える文化」が、日本でも少しずつ根づいていくことを願っています。
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