U15以下でポジション固定が議論される理由|ゾーンディフェンス禁止の本来の目的とは

結論から言うと、U15世代でゾーンディフェンスが制限されているのは、 勝つための戦術を縛るためではなく、選手一人ひとりの判断力と個人技術を育てるためです。

U15以下でポジション固定が議論される理由|ゾーンディフェンス禁止の本来の目的

U12・U15といった育成年代では、日本バスケットボール協会(JBA)が マンツーマンディフェンスの推奨と、ゾーンディフェンスの制限を示しています。

この方針の背景にある目的は明確です。 若いうちから、 1対1の守備力、判断力、フットワーク、ポジショニングといった バスケットボールの基礎となる能力を身につけることにあります。

ゾーンという形に頼るのではなく、 選手一人ひとりの守備力を育てるための考え方です。


ゾーン禁止は目的ではなく手段

大切なのは、 ゾーンディフェンスを禁止すること自体が目的ではない、という点です。

本来の目的は、 将来どのカテゴリーでも通用する守備の土台を作ることにあります。

しかし現場では、

  • マンツーマンの形だけを意識してしまう
  • ヘルプやローテーションまで十分に教えきれない
  • 「禁止だから」という説明で終わってしまう

こうした状況では、 守備の原理原則が十分に伝わらないケースも出てきます。


育成年代におけるポジション固定の考え方

U12〜U15の年代は、 身長や体格、プレースタイルが大きく変化する時期です。

そのため、 特定のポジションに早い段階で固定することについては、 育成の観点から議論が分かれることがあります。

この年代で重視したいのは、

  • どのポジションにも通じるフットワーク
  • 全員が身につけるべきボールハンドリング
  • スペーシングやカッティングの理解
  • オンボール・オフボール双方の守備

これらは、将来のポジションに関係なく必要になる要素です。


カテゴリーごとの役割の違い

U15とU18では、 求められるバスケットボールの内容が大きく変わります。

U15では基礎の徹底、 U18ではそれを戦術として発展させる段階に入ります。

この流れがスムーズにつながることで、 選手は次のステージに適応しやすくなります。


まとめ

U15以下でのゾーンディフェンス制限やマンツーマン重視の方針は、 育成の観点から見ても大きな意味があります。

大切なのは、 ルールそのものを守ることではなく、 その背景にある目的を理解し、指導に反映することです。

育成年代では、 ポジションではなく「バスケットの原理原則」を育てること。 それが将来につながる土台になると感じています。


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